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この30年、この間に大変な進歩をした。ご存じのようにDNAのことがだんだんきっかけになって、もうひょっとしたら今まで神様でないとできないはずのことを人間がちょっとずつできるようになってくる。エネルギーについても、自然の中で神の業と思われていたことを人がするようになっていく。なぶれるようになっていく。ただし、人の心が全てを決める。本当に人が自然の中で自然をいじる心を持ち得るかという時代に入ってまいりました。何ができるかということじゃなしに、何をなすべきかという時代がここにもう既に来ている。これは人間が生きるためにとかそういう、あるいは美しい自然を守るためにとか、そういうことをもっと超えて、もっと基本的な問題にまで入ってきたのです。

 ●何百万年、人間がこの地球の中で、自然の中で誕生してずーっとかかってきて、そして最後の今お話しした主として200年、あるいは300年の間に、そして最後の30年、今の間に、人と自然、神と人、そういうものの関係がすっかり変わった。今こそ新しい時代を開かなければ、あいすまんという気持ちを、人の心の中に皆持って、そしてもう一度新しい時代を拓く必要があると思います。

 どうもご清聴ありがとうございました。

 (文責・事務局)

 

 

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