1995年:「小網代の森を保全してゆきたい」知事の発言。
小網代の森を守る会「小網代自然教育圏構想」提案。
1996年:小網代の森保全対策検討会「小網代の森の保全・活用構想」とりまとめ。
カニパトネットワーク開始/いるか丘陵ネットワークスタート
1997年:神奈川県、三浦市、小網代の保全方針を将来計画の中で表明。
いるか丘陵自然ガイド企画開始
1998年:小網代の森保全対策協議会/小網代野外活動調整会議の連係開始
(4)保全への道・3つの時代(市民の立場から)
第一期:1983〜1989/代案を提示しなからリゾート開発の回避を目指した時代。
第二期:1989〜1995/行政の保全ビジョンの形成を支援しなから、調査・ボランティア活動を強化した時代。啓発活動の面でかながわのナショナルトラスト運動を支援した。
第三期:1995〜。/全休保全実現への過渡期の保全・活用・管理の時代。市民間、市民行政間のパートナーシップを強化しながら全体保全実現のための作業
に参加してゆく道を探る。啓発だけでなく、実際の維持管理等の面でも、かながわのナショナルトラスト運動との連係を強化してゆく方向。
(5)かながわのナショナルトラスト運動
かながわトラストみどり財団が主体。県の緑基金と連係して会員や寄付をつのり、自然保護の普及啓発、保存契約など各種助成事業、緑地の維持管理などを推進しています。小網代保全をめざす「小網代の森を守る会」は、1990年以来、財団/県によるこのナショナルトラスト運動を、会員増強、寄付活動などで支える工夫を進めてきました。
(6)小網代保全を目指す市民活動の工夫
*フィールドスタッフ育成
*各種の資金支援回路の確保
*かながわのナショナルトラスト支援
*力二パトネット推進
*野外活動調整会議の推進
*広域的なネットワークの形成
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