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5]商品開発・販売事業

 

ア. 事業の考え方

 

●1996年8月に「よりいトンボ自然館」のオープンによって以前よりも種類を増やしてグッズ販売を始めた。売上げの実績は、1997年4月から11月までの8ヵ月間で280千円(76日間開館、入館者数が961人)であった。これは、トンボ自然館の維持費(約230千円)を賄うほどの利益ではなく、一層の売上げ向上策が求められている。

 

●これまでどのようなものを作れば売れるのかといった商品開発計画について、会としての方針が決まっておらず、製作者個人に任されている。また、グッズの製作を行なっている幹事には「現在は趣味的に楽しみながらグッズを製作しているのだが、これが会の収入源の一つという責任ある位置づけになってくると荷が重い。」などという意見もある。

 

●このような点を踏まえて、グッズ開発の視点を整理すると、次のようになる。

 

a. 会の目的やイメージにあった商品開発を行なう

●売れれば良いという考え方ではなく、会の目的を伝えられ、会のイメージにあった商品の開発を志す。

 

b. まず一つ売れ筋の商品を開発する

●高知県中村市のトンボ自然公園では、ビーズのトンボの販売高が年間約800万円〜1千万円にのぼるという。当会でも、まず一つ売れ筋の商品を開発し、これについてはパートタイマーなどを使いながら、量産をめざす。

 

c. 一方で会員の特技や趣味をできるだけ活かした商品開発を行なう

●また、その一方で、会員の中には、様々な特技をもった人材がいるので、各会員の特技などを調査し、趣味の範囲でできる商品開発及び製作への協力をあおぐ。しかし、その場合でもせっかく作っても売れなければ何もならないため、客が買いたいと思うようなデザインの洗練さが一定水準必要である。洗練された商品づくりを行なうためには、商品開発研究会などを設け、どのような商品を、どのように販売すればよいかについて研究する。また時には、都内や関連施設への視察なども行なう。

 

 

 

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