アメリカだけでなく、イギリス、オーストラリアなどでも公的な援助を受けられる福祉犬として制度化されており、広く普及しています。日本での本格的な取り組みは、国際障害者年の1981年から。現在全国でもまだ10頭あまりしかおらず、普及はこれからといえます。
聴導犬は、おとなしく人を怖がらないことが適性条件。盲導犬のようにラブラドール、レトリバーが主流ということはなく、適性があれば保健所の捨て犬を聴導犬として活かすこともあります。訓練は生後間もない小犬の頃から始め、成長にしたがって、音の違いにより異なる合図を飼い主に知らせる専門訓練などを行います。