聴導犬であることを示すシンボルは、オレンジか黄色のプーケ。プーケとは胴衣のことで、犬の胴体に巻く布です。とはいうものの、オレンジ色の首輪と引き綱で見分けることもあり、まだ盲導犬を示す白いハーネスのように統一されていません。
聴導犬への理解はまだ浅く、国内では訓練のための公的な援助はまったくありません。そのため聴導犬1頭の育成費用約60万円は、現在ボランティアの好意と寄付に頼っている状態です。しかし育成団体の中には、長野冬季パラリンピックでの活用を目指すなど活発な行動を予定しているところもあり、これからの認知普及が期待されています。