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4 障害観と社会のモデル

 

(1) 障害と介入のモデル

障害とは何かを理解してほしい(図6)。

中心に損傷があるが、これは最初の特徴となるべき身体的・精神的な逸脱状態といえる。手が切断されると、食事などに援助・介入が必要と理解され、cure(治療)が入る。その人ができないことを障害と呼ぶ。日常生活でできないことがあると社会参加が妨げられるが、これがハンディキャップである。損傷が回復しなかった場合に、care(ケア)がある。これらの3つの障害の考え方とそれぞれの介入を総称して、「障害の状態=disable-ment」と呼ぶ。これは古典的な解釈だ。このような障害のとらえ方は、人間性を否定している。障害者に出会っても、障害だけを見たりどうやって介入するかと考えたりして、人として見る態度に欠けてしまう。

 

【図6】 障害と介入の古典的モデル

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