(3) ランベス地域の現状
ランベスは人口過密で、貧困度も高い地域である。北部では人口密度が高く、南部では一戸建ての家が多い。移民の人々が固まって住んでいる人口密度の高い地域では、難民協議会と連携を図っている。聴覚障害者に対するサービスのレベルが高いこともあって、聴覚障害者の人たちが多く移り住んでいる。個々の障害者のニーズに合わせて事業をすすめていきたいが、行政は障害者が政策に口を出すことを好まない。
住宅局は障害者がどれだけ住んでいるか調査していないが、推測では2万人程度と考えている。ランベス障害者連合は、以前はトップダウン型だったが、少しずつ地域の人たちを巻き込んで運動を展開できるようになってきた。連合には、障害者主導型の団体もサービス提供団体も加盟している。また、ランベスには「ディスアビリティ・アクション・ランベス」という地域団体があり、権利擁護やアセスメントがきちんと行われるよう、ピア・サポートの活動を行っている。
全国的には「ディスアビィリティ・アクション・ネットワーク」、通称ダン(DAN)と呼ばれる過激な団体もある。イギリス障害者団体連合などの全国組織もあるが、行政に対しての運動が十分ではない。
私たちは、3人で協同組合方式の団体をつくったが、役員を選ばない方式を採っており、これまで障害者運動に参加してこなかった多くの人たちが加入してくれた。