兵庫県の事業者では、「営業要員はいるが、設計や研究開発要員はいない」という事業者が多く、設計要員のいる事業者は全体の57%にとどまっている。県外の事業者でも営業要員と設計要員をおいている企業は多いが、研究開発要員がいる企業は少ない。
以上のような状況のもとでの労務上の問題点として、兵庫県内の事業者は「従業員の高齢化」、「若年従業員が少ない」、「新卒者の採用がむずかしい」をあげている。「新卒者の採用がむずかしい」は特に新造を主とする事業者で多い。また、県内の事業者では「高齢化」、「新卒者の採用がむずかしい」、「人件費の割合が大きい」などが県外の事業者に比べてより深刻化している。
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