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8. シミュレーション基礎技術の検討

 

8.1 概要

 

シミュレーションの対象浮体は、6章で絞り込んだ減揺効果が有望な浮体形状及び減揺機構の組み合わせとする。減揺効果を比較するため、これらの組み合わせのベースとなる基本船型(TYPE-BO)についても実施する。

シミュレーションは、それらの理論的な計算結果を水槽実験により確認補正し、理論的な論証ご効果をビジュアルにシミュレートする。

 

8.2 水槽試験概要

 

実験は、二次元模型で実施することとし、模型の長さを水槽幅に合わせた二次元部分模型とする。(波方向90度のため、長さ方向の影響については、実験データを基に計算で確認する。)

模型の製作は、縮尺を水槽設備など考慮して1/20とし、水槽幅が2.5mであることから1/1.4(供試模型実機長さ50m/想定実機長さ70m)の部分模型とする。

実験対象は以下の4種とし、各模型の要目を表8.1に示す。

 

(1)基本船型(TYPE-BO)

図8-1に供試模型の平面図及び断面図を示す。

 

(2)基本船型十矩形減揺タンク上載型(TYPE-BO-ART8)

図8-2に供試模型の平面図及び断面図を示す。

 

(3)水線幅減少船型+SLO-ROLタンク型(TYPE-BO-W2-SLR1)

図8-3に供試模型の平面図及び断面図を示す。

 

(4)水線幅減少船型十制振装置型(TYPE-BO-W2-TMD)

図8-4に供試模型の平面図及び断面図を示す。

 

 

 

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