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7. 抽出したアイデアの理論検討

 

6章で概略検討し、絞込みを行った浮体形式の没水部形状の変更シリーズについて、その挙動を把握するため、シミュレーション計算を行いそれぞれの特性を把握する。

 

7.1 没水部形状と浮体の動揺特性

 

7.1.1 検討概要

 

絞り込んだ浮体形状について、規則波、不規則波中の動揺及び浮体加速度の計算を行い実波浪中における浮体応答を把握するとともに、減揺目標値の検討を行う。

(1)計算方針

1)計算対象浮体形状

-水線幅変更シリーズ

-矩形減揺タンク上載シリーズ

-SLO-ROLタンクシリーズ

2)計算対象応答

-重心の運動(Heave,Roll)

-加速度(y方向、z方向)

人への影響を考慮して、波上側デッキ端部におけるデッキ1.5m高さを代表加速度計算点とした。

088-1.gif

3)波浪条件

-規則波中応答

波方向90°

波周期3〜12sec

-不規則波中応答

波方向90°、長波頂不規則波

波周期4〜10sec

波スペクトラム:Bretshneider-光易型

 

 

 

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