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6.2.2 まとめ

 

以上(1)〜(9)の解析結果より、港湾基準を満足し減揺効果について効果があるのは、

 

(1)水線面変更シリーズのBO-w2

(2)矩形減揺タンク上載シリーズ

(3)SLO-ROLタンク付加シリーズ

 

の3つのタイプである。上記3つのタイプのうち2つが浮体底部から水平に突出させたフィン(水線面積の変更)との組み合わせである。フィンによる付加質量の増大と水線面積を減少させたことにより復原力を減少させることが出来、動揺低減には非常に有効な手段である。

浮体底部のフィンは、構造的には非常に単純であるため、減揺タンク、SLO-ROLタンクなどとの組合せで、さらなる効果があることが明白となった。

 

 

 

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