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6. 揺れない浮体構造物のアイディア抽出

 

4章に決めた浮体規模Bの浮体について、試計算を行い減揺効果の期待出来る沿水部形状の抽出及び制振機構の抽出を行う。

 

6.1 計算条件

 

計算条件は4章で分類した浮体規模B(デッキ面積70m×15m)の浮体で検討を行うこととした。

(1)海象条件

H.W.L=+2.10m

H=1.0m

T=3〜12秒(2秒刻み)

(2)浮桟橋諸元

上部デッキ面1000m2規模の中規模浮体について

L=70.0m

B=15.0m

H=3.2m(d=2.2m)

039-1.gif

(3)構造形式

一般に浮函の構造検討形式はRCハイブリッド型式、鋼形式、PCハイブリッド形式、PC形式、RC形式の5タイプでが一般的に知られている。

その中で鋼製に次いで、吃水が浅く係留系に作用する外力を抑えることが出来、水密性に優れるRCハイブリッド形式を前提に検討を行うものとする。

 

(参考)RCハイブリッド断面

039-2.gif

 

 

 

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