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改善要請を浮体の大きさでみると600m2以下の中規模以下の浮体での改善要請の比率が大きい。

また、浮桟橋所有者(港湾管理者)と使用者(その他)の関係でみると使用者の改善要請が所有者に比べると半数以上である。

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(4)その他意見

自山記述欄に意見が寄せられており、それら以下に示す。

 

?コンクリート製と鋼製の浮桟橋を使用しているが、コンクリート浮桟橋は安定が大変良い。

?浮体の場合、ある程度の動揺を認めることにより、経済性構造的な機能を有していると考える。

?波高の高いとき、船の接岸が困難。波止場を設置してほしい。

?フェリー着岸し、旅客・自動車の乗降時。防波堤に対して警戒が必要。

?島の人たちは船に乗る機会が多く揺れに対して余り敏感でない。

?港内静穏度が低くなると動揺が大きくなり吸収する装置又は係留方式の検討がいる。

?防波堤のない潮流の早い場所に設置してある浮体の動揺は当たり前である。そのような地区では、港全体の計画(改良・改善)が必要である。

?瀬戸内海の浮桟橋は、防波堤の内港に設置され、揺れの問題はない。

?大規模地震などを考えるチェーン方式が良いかもしれないが旅客の安全を考えると動揺の無い桟橋の新設を願う。

 

 

 

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