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ピッチ・ロールの影響については、港湾施設の技術上の基準・同解説20)では安定計算上浮体の傾きを5.7°(tanα<0.1)以下に,海上ヘリポート19)では3°以下が望ましいとされている。このため、作業性、居住性を考慮した場合、3°から5°の範囲に傾きを抑えることとする。また、人が揺れに対し不快感を感じるのは、動揺による加速度によるものが原因とされ、周期5秒から10秒ぐらいにおいて、30gal程度で限界点があり30gal以下に抑えることを目標とする。

結果をまとめると、常時において

傾き:Roll,Pitchによる傾角を3〜5°以下

加速度:浮体の使用用途に応じて定めるが25〜30gal以下。

を目標に浮体単体としての動揺制御技術を開発することとする。

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