日本財団 図書館


験に来ており、来週から実験に入るとのことで、調整作業を行っている実物を見ることができた。

英国のAUVは、計画立案後に10年間の研究を経て、紆余曲折の後にやっと完成した実験機であるとのことであった。

 

(2) 本研究への反応

本研究のコンセプトについて興味を示し、現在他の研究部門において研究を行っているハイドラティックイメージシステムを紹介してくれた。

これはパラボラ状に展開したハイドロフォンを用いて、周囲からの音波の反射ノイズを採取し、このノイズを基にして3Dイメージを構成しようというものである。

基本的には、まだ実験段階であるため画像等は見ることができなかったが、興味深い技術であるので、今後動向に注目していきたい。

また、今回の研究には直接関係がないものの、AUVの研究機関や、実機の開発現場、実験施設や実験状況を実際に見ることができたことは、今後本研究を進める上で大きな糧になるものであると信じている。

 

8.3.5 Los Angeles Port Authority

 

(1) 概要

Los Angeles Portは、カリフォルニア州のSan Pedroにある合衆国の西海岸で2番目に大きい港である。水深は12m程度と浅く、貸しバースが多い。

ちなみに合衆国西海岸の最大の港はLos Angeles Portのすぐ隣に位置するLong Beach Portであり、カリフォルニア州では、市毎に港湾を管理しているため、合併することができず別々の港として機能している。

Los Angeles Portの港湾施設の管理は、Construction & Maintenance Divisionが行っており、その総勢は270人を数え、大きな新しいビルに事務所を構えている。

ここでは、維持管理要員のほかにCarpenterなどと呼ばれる専任の修繕要員が参加しており、ほとんどの施設の補修は自分たちで行っている。

Los Angeles Portの施設管理を行っているConstruction & Maintenance Divisionは、施設の維持管理に非常に積極的であり、付属の港湾施設の管理は全て自分たちで行っている。それに対し、Long Beach Portは、貸しバースがほとんどを占め、管理者も貸しバースに対しては管理しておらず、補修はすべて外注しており、こことは施設管理に対する思想が違うのだと話していた。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION