また、現在は新たに自動化技術を生かしたガスステーションの自動給油ロボットの開発や、海底での岩盤掘削ロボットの開発も行っているとのことであった。
(2) 本研究への反応
本研究の内容を説明したところ、ROVを用いた調査ユニットに対して深い関心を示すとともに、イメージデータベースを構築し、災害後の変異を見るという案に対して、センサーの重要性を指摘するとともに、Scanling SONAR(1〜2kHz)あるいはSide ScanSONAR(700kHz)、Acoustic Holographyによる3次元Image獲得などが効果的であることを主張し、それらの音波探知器のメーカーや、レーザー計測器、の紹介をしてくれた。また、画像の差異から機雷を発見するシステムをフランス海軍が行っているのではと話していた。
ROVのケーブルには浮きをつけて、ROVから垂直に立ち上げることにより操作をしやすくすることを推奨した。これにより、ROV直上にアンテナを設置してROVのpositioningを空中でおこなうことができる。また、現場で修理可能にするためには、Fiber Optical Cableではなくて、Twist pair cableなどがよいとの意見を得た。本プロジェクトに対応する製品はHYSUB 10 seriesであり、これは15台以上の実績がある。
また、実際近くの音響探知器機メーカーのIMAGENEX Technology Co.の見学もさせてもらい、小型のサイドスキャンソナーや、Sub-bottom profilerについての説明を受けた。これらの小型、ローコストのソナーの輸入を広和(株)が日本の代理店を行っており、広和製のROVにも搭載されている、今後採用の可否も含めて検討する必要があると思われた。IMAGENEXでは、本ユニットともに、水中バックホウシステムへの関心も高く、今後コンタクトを取りたいとのことであった。
8.3.2 Harbor Branch Oceanographic Institution,Inc.(H.B.0.I)
(1) 概要
1971年にJhons&Johnson社を創業したJhonson氏によって創設された機関で、300人あまりの社員を抱える世界的に有名なダイビングコンストラクターである。
施設はFort Pierceに位置し、約2500ヘクタールの敷地、専用の入り江と係船施設、海洋生物研究施設、ゲストハウス、研究員の滞在施設等の充実した施設を持つ。また、3隻の海洋研究支援船、3艇の有人潜水艇、ROV等、様々な種類の設備、機材を持つ。
H.B.O.I.は、ダイビングコンストラクターの一企業であるが、取扱としては国立の研究所と同様の扱いを受けており、税金はいっさい支払っていないとのこと。また、富豪からの施設等の寄付(一種の税金対策らしい)もあるとのことであった。
施設を見学した日には、Key Largoの沖合で20mの深度に1週間の間6人の研究員が滞在し、海洋環境の研究を行っていた潜水研究施設とその支援台船や、明日出航する