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(2) 小型マルチナロービームおよび画像処理装置の仕様・性能等

ハイドロホンに関するこれまでの実績に基づいて作り上げたシーバットシリーズは、順次性能アップを図っており、特に防波堤の空中部分の写真をベースにワイヤメッシュの3次元画像にして、水中部分のシーバット3次元ワイヤメッシュ画像と合成したデータは、一種のData Fusionで、我々の調査ユニットの機能の一つとしてこのようなことができることを目指していたので、非常に参考になった。

 

(3) 我が方調査に対する反応

調査ユニットがやろうとしていることは、彼等のシーバットシリーズの客先がやっていることの一部であることが分かると、彼等は非常に懇切丁寧に説明を加えてくれ、かつ資料を大量に用意してくれた。彼等のこれまでおよび今後のシーバットによる様々な客先の実績は、当方の調査ユニット概念の創生にも大きな参考になると考えている。

 

8.3 北米調査報告

 

北米における調査では、世界的にも規模が大きく、かつ地震被害の経験を持つLos Angeles portおよび、カナダ・アメリカに拠点を持つ世界的なROVメーカー、ROV等の最新機器を所有して海中調査を行っているダイビングコンストラクター、水中機器の最新技術を集めたAUVを開発し、水中機器の情報に長けた研究施設等を訪問し、最新の情報を得ることができた。

以下に、訪問先の概要と、本研究に関する反応とを述べる。

 

8.3.1 International Submarine Engineering Ltd.(I.S.E.)

 

(1) 概要

ROVおよびAUVの世界的メーカーであり、マニピュレーター等の開発も行っている。

設計者、メカニックあわせて約100名の従業員を抱えており、さまざまな種類のROVを世界各国のダイビングコンストラクター等に提供している。

現在工場でSINTEC(アメリカ東海岸)向けのROVを製作しており、コントロールユニット、ケーブルハンドリング装置とあわせて見ることができた。

日本での実績としては、新日本海事向けのROVを本年度納入した実績がある。

また、ケーブル敷設用の大型AUV(Theseus,ARCS)も同時に見ることができた。これは、カナダ海軍向けに納入され、氷の下を26時間以上(500km)航行し、光ケーブルを敷設するミッションを実行した。Theseusは、1999年にハリファクスからポルトガルまでの連続長距離潜航(4000km,30days)を計画している。

ISE社のROVにはコンクリート構造物のCore Samplingができる装置を取り付けることができる。

 

 

 

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