1)帰還比較型
内部にD/Aコンバータを持っていて、入力アナログ信号と、このD/Aコンバータの出力とを比較し、D/Aコンバータの出力を入力アナログ信号に一致させるように動作するもの。
2)無帰還比較型
入力アナログ信号をディジタル化するときに、要求される分解能を満足するだけの数にアナログ信号のレベルを細分化し、このレベルに従ってフィード、フォワード的にA/D変換を行うもの。
以上の基本原理方式があるが、それぞれ応用される分野により、1kHz以下の低速領域では、主として積分方式のものが用いられ、1kHz〜1MHz程度の中高周波領域では比較方式が用いられている。
次に、積分方式の中のデュアル・スロープ型の基本構成を図4・10に示す。