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?バイオレメディエーションのパラメータとしては、栄養塩、溶存酸素、海水温度等が考えられるが、原(石)油成分に大きく左右される。極生物質(レジン、アスファルテン)や3〜4環以上の多環芳香族は分解されにくい。微生物は、単独で用いる場合とミクスチャーの場合がある。

?博物館では、土壌、海水、海の沈殿物等から採取・能力評価した約100種の微生物のコレクションを保有している。Dr.Jean Oudot氏は特に細菌(カビ)を利用したバイオレメディエーションに取り組んでいる。分解率については、フラスコ試験でアラビアンライト原油(150度での風化原油を培地150mlに対し、原油150マイクロmlを添加)を20度で博物館所有の細菌(好気性)で分解した結果、原油全体の約50%v/vを分解した。異なる細菌ではあるが、成分別の分解率は、脂肪族100%、シクロアルカン50〜60%、アロマ50〜60%、レジン10%以下、アスファルテン30%以下である。

?フランスの関連研究機関としては、以下がある。

・CEDRE(国立):実用化に向けた研究開発を担当

・フランス石油研究所(国立)

・マルセーユ大学:EUプロジェクトに参加、栄養塩の開発

・石油会社(Elf、tota1)

 

(3)国立自然史博物館の人員

博物館の活動に携わる人員の総数は2,000人にのぼり、2つのグループに分けられる。一方は、文部省が人件費を負担する人員ならびに博物館の独自財源から人件費をまかなう人員、他方は、外部組織・研究所に所属し本博物館の活動に常時・臨時に携わる派遣人員である。

 

文部省が人件費を負担する人員:976人

・教員、研究員  259人

・管理部門、エンジニア、技術者、植物園管理者  404人

・職工、用役   104人

・動物飼育係   65人

・警備要員    83人

・図書館要員   45人

・地方博物館   16人

博物館の独自財源から人件費をまかなう人員:475人

 

 

 

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