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?分解率

2週間培養後のA重油の残留率は、釜石の砂利の場合が37%、福井の砂の場合が50%であった。ただし、表4-3-1に示したとおり、コントロールのA重油残留率は64〜75%であった。

これは、砂や砂利の表面あるいは細孔に吸着されたクロロホルムによる抽出操作でも回収できない部分が多かったためと思われる。

よって、コントロールの残留量を100%として、残留率を計算すると57%(釜石の砂利)、66%(福井の砂)となり、分解率は各々43%、34%程度と考えられる。

?菌密度

2週間培養後の菌密度は、以下のとおりである。

釜石の砂利の場合 :1.29×109CFU/mL

福井の砂の場合  :6.46×108CFU/mL

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