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(3)試験結果

本試験は、分解対象となる原油の初期濃度が原油分解にどのような影響を及ぼしているのか、を確認することを狙いに実施した。

試験結果を表3-4-9及び図3-4-20を示す。これから明らかなように、初期原油濃度に対しては2,000ppmを境として、それ以上の濃度では最終分解率は約40%と一定値に達している。一方、低濃度側では500ppmの場合で約97%、1,000ppmで約60%と明らかに分解率が上昇している。これは、「3.4.5新たな原油添加による試験」結果からも確認できたように、原油の初期濃度は低い方が分解は進むものと思われる。

 

 

 

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