中の芳香族画分対飽和画分比の経時変化を見ると、最浅層(表面〜3cm)では元の原油中の画分比(計算上0.6=33wt.%/55wt.%)に近い値でほぼ一定しているが、6-9cm層ではかなり低い画分比であり、また中間の3-6cm層では比が増大していく傾向が見られ(図3-3-4)、飽和画分が他の画分に比べて浸透しやすいことを示していると考えられる。
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