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多くの学校がEEプロジェクトを独自に開発し、さまざまな程度でEEを学校プランに統合した。教育実践を変革する学校努力を支えるため、教育省は、他の省と協力、全国的に組織されるEEプロジェクトプログラムを開発した。これらのプロジェクトは、学校と学校、学校と地方や地区、全国局および研究機関のあいだのコミュニケーションネットワークを提供する。各プロジェクトは、学校が独自の地域プロジェクトを行えるようさまざまなテーマについての提案活動をリストしている。

 

現在、プログラムは、6つの全国プロジェクトを含む(次の例参照)。各プロジェクトは、ひとつまたは複数の研究機関と提携して組織される。プロジェクトの中の2つに対して、産業やビジネス関係が部分的に資金提供している。生徒の実地調査の結果は、学校がアクセスするコンピュータネットワークに入力される。学校ネットワークは、コンピュータネットワーク、協議、ニュースレターを元に創設された。プロジェクトの幾つかは国際的視野を持つ。

 

全国EEプロジェクト

*沿岸観察(約350の学校が参加)

授業では、近くの海岸に沿って環境条件と風土の特性を記録する。その結果は、地域で使用され、全国のデータベースに入力される。プロジェクトは、国際プログラムである沿岸観察ヨーロッパと連携する。

 

*学校の大洋モニター(20のセンターがそれぞれ幾つかの学校に協力する)

授業は、ボートやブリッジから海の生態状況を調査、全国データベースへデータを入力、その結果を地元で利用する。このプロジェクトは、ユネスコ国際プログラム、北海の一部である。

 

*ノルウェーの湖と流域。このプログラムは、流域と小川に関する幾つかの小さなプロジェクト(約400の学校)と湖のデータベースプロジェクト(約150の中学校)を組み合わせている。NGO、研究機関、高等教育機関がプロジェクトに含まれた。生徒の調査に基づき、全国データベースが湖と流域の自然科学的、生物学的特性に関して編集される。

 

*環境、エネルギーおよび学校の室内環境(約150校)

生徒達は、学校の室内環境とエネルギー効果の改善に乗り出す。1992年、57の参加校が500,000NOKに達するエネルギーを節約した。教育省は、エネルギー省、社会事業省、独立ビジネス協会と共にこのプロジェクトに協力した。

 

*学校の太陽エネルギー(50以上の中学物理クラス)。生徒達は、射し込む太陽放射の測定を含め、太陽エネルギーについての地方プロジェクトを実施する。データは全国データベースに入力される。プロジェクトは、教育省と協力して、上級中学校、気象研究所、オスロ大学でコーディ

 

 

 

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