参加者の大半は、自治体評議会や行政のメンバーで、自分の自治体のプログラム内容を自ら決定する。プログラムは地元の問題に絞り、地方環境を改善するプロジェクトを含む。EEの資源センターは、自治体がコースを組織するのを援助し、自治体が使用できる主題の資料を作成する一方、一連のテーマについて講義する専門家のネットワークを持っている。資源センターのスタッフも、他の自治体の例を上げて、政治家の学校で講義を行う。
これまで30の自治体がトレーニングを終了、1994年それぞれのプランに取りかかった。このコースの評価は、廃物分類、堆肥化、フィヨルドのモニター、エネルギー節約対策など具体的な環境活動のみならず、各セクター間のよりよい協力、態度の変化へ導いたことを示している。
EEの教師の能力増進
1993年現在、全教師は、学生として、「自然、環境、および社会」の半年間コースを取らなければならない。このコースは、長い日で見ると教師の総合的環境知識を著しく向上させることが期待される。コースの多くの卒業教師も、半年から1年間のEEコースを取っている。
さらに、全中学校教師が、現在40時間のEE勤務中トレーニングを受講する。これらのコースは、科学的教育学的トレーニングと監督されたEEプロジェクトを含む。各学校の連絡教師は追加トレーニングを受け、コースを組織する任務を受け持つ。国レベルのEEコンサルタントも利用できる。小学校と下級中学校の全教師を対象にしたEE40時間勤務中トレーニングコースのプログラムも開始され、1996年まで継続される。中学教師の約80%、小学校、下級中学校教師の25%が、1993年の終わりまでに勤務中トレーニングを終了した。
教師の知識は、中央または地方が始めるEEプログラムを実行するときにも向上する。
国際プログラム
教育省は、ユネスコ、北欧閣僚会議、およびOECDがコーディネートするEEプログラムに最初から積極的に参加した。教育省もまたIUCN(国際自然保護連盟)の一員で、この組織と提携してEE会議へ参加、会議の組織を行ってきた。国際活動は、学校プロジェクト、研究開発活動、および国際会議と開発活動への参加を含む。
国際協力は、政治と学校/生徒の両方のレベルで大切である。政策立案者は、異なるアプローチと戦略を持つ他の国と経験例を交換し、EE遂行に役に立つ多くの恩恵を受ける。ノルウェーと他の4ヶ国で実施されたOECDの徹底的な政策再検討など、国境を越えた専門家の査定は特に価値がある。このような国際間の接触は、政策開発に必須であり、指導は高水準で国際基準を満たしているか確認する手助けに不可欠である。
国際協力は、学校、生徒、教師、学校監督者、研究者達が通信を通じ、コンピュータネットワークを使って、会議で連絡を取り合う場合、彼らにとって激励と学習の源泉ともなる。国際的接触は、プロ