●兵庫県但馬水産事務所 小西一弘 所長
●1997年12月18日(木)16:10〜17:10
●概要
・油処理剤(中和剤)散布について
兵庫県防災センターは正式認可しているが、県漁連としては使用に消極的(水産庁からも極力使わないようにとの文書がきた)。
マリタイムの時に中和剤を使って被害が出た。また、今回も竹野町の猫崎で中和剤を使って海が白濁した。
・バイオレメディエーション実施について
バイオについては、県の防災マニュアルに規定されていなかったが、柴山港漁協についてのみ、漁業権者からの実施要求があり、行政としては見守る立場であった(あまり積極的ではない)。
複数の業者が来たが、オッペンハイマーのものを採用。成分が企業秘密とはあまり感心しない。デモ実験で確かに効果はあったが、剥離剤が混入しているのではないか。
県の実験に対する費用負担は、「ロシアタンカー但馬地域連絡協議会」あての見舞金を現地調査経費(調査旅費など20万円)として活用した(製剤は業者からの無償提供)。
・バイオレメディエーションの効果
外国産のバクテリアを散布することに対する不安感はある。正式には、国の研究成果を待ってから判断することになる(水産庁の指導方針)。