16. 物標の予測運動 … 過去における最新の物標の距離と方位をレーダーで測定することにより、物標の将来の運動を直線的に外挿して表示することをいう。
17. 相対ベクトル … 自船に対する物標の予測された運動をいう。
18. 真ベクトル … 自船の方向と速力を入力し、その結果として起こる物標の予測された真の運動をいう。真ベクトルは、対水又は対地いずれか一方に関して表示されればよい。
19. 捕 促 … 追尾過程が必要な物標の選択及びそれらの物標の追尾の開始をいう。
20. 追 尾 … 物標の運動を決定するために、物標の位置の連続的な変化を監視するコンピュータ処理をいう。
21. 物標乗移り … 追尾された物標のための入ってくるレーダー情報が、他の追尾された物標又は追尾されないレーダー像と不正確に関わる状況をいう。
22. 捕捉領域 … 観測者によって設定される領域で、物標が当該領域に入ると、自動的に物標を捕捉しなければならない領域をいう。
23. 履 歴 … 追尾されている物標について、等しく時間割りされた過去の位置をいう。履歴は相対又は真のもので差し支えない。
24. トレール … 総合的残光の中で、物標のレーダー像により表示されるトラックのことをいう。トレールは、相対又は真のものいずれも差し支えない。真のトレールは、対水安定又は対地安定で差し支えない。
25. エコー・エレファンス … 追尾されている特別に固定された航行上のマークが、対地安定の参考目標として使用されるべきであることを指示する機能をいう。
26. 試航操船 … 観測者が航行と衝突回避を目的とする正しい操船をするための、観測者を支援する機能をいう。
27. 抑止領域 … 観測者によって設定された領域であって、その中では物標が捕捉されない領域をいう。
28. ERBL … 方位又は距離を測定するために使われる電子距離及び電子方位の線をいう。