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5・8 導体抵抗と温度との関係

 

5・8・1 導体の抵抗率,導電率

 

導体に電流を流せばこれを妨げる作用があることは,1・8で述べたとおりであって,これを電気抵抗又は単に抵抗といっている。この抵抗についてさらに調べよう。

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5・8・2 温度による抵抗の変化

 

金属導体は材質,形状が同じでも,温度の上昇に伴ってその抵抗が増加する傾向がある。そこで抵抗の温度による変化の割合を知る必要がある。

今,ある導体の0〔℃〕のときの抵抗がR0〔Ω〕で,温度が1〔℃〕変化したときの抵抗の変化分がR0のα0倍であるとすれば,温度がt〔℃〕のときのその導体の抵抗の大きさRtは次のような式で表される。

 

 

 

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