(b)注意事項
前記“4.5.1一般”の項では,主に,規則に関連する注意事項等を述べたが,ここでは,実際の作業における要領を下記に列挙する。
(。)布設場所の整備確認
足場,照明の整備確認,ガス,溶接工事,歪とり,塗装工事等,他職種の状況確認。
(「)ケーブル貫通部の確認
多数のケーブルが貫通し,ケーブル布設時の要所となる部分には,右の図のような,貫通するケーブルを記入した図面を張りつけ,ケーブル布設毎に,本図にチェックしておく。
(」)ケーブルの解き方,伸ばし方
ケーブルをドラムから伸ばす時は,右図のようなドラム廻し等により,大きな張力を加えることなく,ケーブルが引き出せる方法を採用すること。また,ワッパーにしたケーブルを解く場合は,あとでケーブルを布設したとき,ケーブルが,よじれないよう,右図のように8の字に解いて伸ばすこと。
(、)ケーブルの先行確認
ケーブルラベルをチェックし,配線図,配線表,系統図等により,その先行を確認する。
(・)基準点の確認
基準点マーク(赤テープ)のある長尺ケーブルは,その区間の基準点(甲板又は隔壁等の貫通部に設ける。)に合せた後,両端のケーブルを布設する。
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