(vii)ケーブル布設後は,速やかに,その布設区域に適応した防水,防火及び防そ工事を行なうこと。
(2)ケーブルの貫通
ケーブルが,船殻構造(甲板,隔壁等)及び部材(ウエブ,ガータ等)等を貫通する場合には,ケーブルの機械的保護ばかりでなく,防水・防火等その場所に適応した工作法を考慮して,最適の貫通方法を採用する必要がある。
その具体的な方法を,以下,図例を主体として説明する。
(a)一般的な貫通要領
防水・防火を要求されない場所でケーブルの保護のみを考慮したケーブルの貫通方法は,まづ,鋼材の鋭利な角にケーブルを接触させないことが絶対条件であり,その具体例を,図4.47〜図4.51に示す。
(。)鋼壁,ウエブ,ガータ等の貫通