(13)ケーブル貫通箱(コンパウンド非充填)
ケーブルが,甲板又は隔壁を貫通する場合,切明け穴を制約されるか,或いは狭い場所に多数のケーブルを貫通する際に,甲板又は隔壁の防水を保つために使われる。
船体への取付は溶接により,軟鋼製で側面にケーブル点検手入れ口を設け,電線貫通金物(箱用又は甲板用)を備えている。(図4.1に一例を示す。)
(14)ケーブル文通箱(コンパウンド充填)
上記(13)のケーブル貫通箱に代わるものとして,箱内に防水コンパウンド(例えばAEGコンパウンド)を充填して防水処理を行う。なお,甲板用は蓋を省略してもよい。(図4.2に一例を示す。)