3. 港湾施設
(1)港の概要
神戸市の港
神戸港は、世界有数の国際貿易港として発展してきた。しかしながら、平成7年に発生した阪神・淡路大震災により、神戸港は壊滅的な被害を受けたが、復旧・復興の努力が実を結び、平成9年春に港湾施設の復旧を終え、再び日本を代表する国際貿易港、コンテナポート、アジアのマザーポートとして力強く歩み始めている。
(兵庫埠頭)
川崎重工業と三菱重工業に挟まれたふ頭で従来3つの突堤であったが、青果物埠頭及び市民生活に直結した港湾と位置づけ、平成元年再開発に着手し、埠頭の機能強化と緑化を推進している。
(新港突堤:西地区)
西から順に第1、2、3、4突堤が位置し、これらの突堤は大正時代に造られた外国貿易の施設で、クシの歯のような配置になっており、内外の豪華クルーズ客船や中国(天津・上海)への国際定期フェリーが発着する「神戸ポートターミナル」があるのが新港第4突堤である。
(新港東埠頭)
新港第4突堤の東側の第5突堤から第8突堤にかけて突堤間の水面を埋立て、耐震バース2バースを含めた9バースの整備、及び広い荷さばき場と貨物保管機能を持った埠頭への再開発工事が進められている。