6.総合評価
6.1総合評価の目的
平成9年度に実施した操船シミュレータ実験結果に対し、これまで研究されてきた各評価方法を適用することを主として、「順中逆西」および「右側通航」の両航法の差異を確認するとともに、航行安全上の問題点の検討に資することを目的とする。
6.2総合評価の方法
6.2.1総合評価の手順
図?-6-1に総合評価の手順を示す。
平成9年度実施の操船シミュレータ実験結果に対して、「潮流が操船に操船に与える影響の評価指標」、「潮流が操縦に与える影響の評価指標」ならびに「潮流が測位に与える影響の評価指標」を適用し、操船シミュレータ実験における航行位置毎の各評価値を取得した。
中水道ならびに西水道での特徴的な航行局面を設定し、局面毎の評価値を比較するとともに、「順中逆西」「右側通航」についての問題点を抽出した。
このとき、平成8年度および平成9年度に実施された海上交通流シミュレーションの結果を参照し、より総括的な検討から安全対策案を求めた。