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?ケース5-2(小型船・南流・中水道・北航:右側通航)

<初期条件>

開始位置:B、針路:308°、エンジンテレグラフ:Half(対水速力8.0ノット)

 

<操船の概況>

先行する2隻の同航船との間に距離を確保するためHalf Aheadで実験を開始した。

逆潮により若干左に落とされつつも北航し、同航船との距離が0.4マイル〜0.5マイルに開いた時点でFull Aheadとした。

最狭部の直前で先行する同航船に追いついてしまい、中渡島寄り航行することとなった。最狭部を航過した後あたりから逆潮の影響により右舷側に圧流され始めた。

針路を西に転じてからは、南(左舷側)への圧流が現れた。

 

<立会人からみた安全感覚>

330-1.gif

○最狭部を航過してから、右舷への圧流が顕著に感じられ、危険感覚が増大した。

 

<操船者のコメント>

速力を調整して、先行する同航船との船間距離の確保を図ったが、結果的には最狭部付近で追いついてしまった。

 

針路保持に緊張を覚えた。

 

 

 

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