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?ケース3-2(小型船・南流・中水道・南航:順中逆西)

<初期条件>

開始位置:A、針路:122°、エンジンテレグラフ:Half(対水速力8ノット)

 

<操船の概況>

Half Aheadとすることで右前方の同航船との船間距離を保ちながら航行し、中水道に入る。馬島北側から最狭部にかけては、右舷後方から潮流を受けたため東側(左舷)に圧流される。舵を適宜使用して、最狭部のほぼ中央を航過することができた。馬島を航過して針路を東に転じた後、南流により船尾が落とされる傾向がでてきたため、主機をFull Aheadとして舵効を得て針路を制御した。

 

<立会人からみた安全感覚>

328-1.gif

○特になし。

 

<操船者のコメント>

順潮での中水道は距離が短く、直線的であるため困難感は少ない。

 

中水道を抜けてからでも、潮流の影響が継続していることに注意が必要であろう。

 

 

 

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