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?ケース2-2(小型船・北流・西水道・南航:順中逆西)

<初期条件>

開始位置:C、針路:122°、エンジンテレグラフ:Full(対水速力12.5ノット)

 

<操船の概況>

左前方の同航船とほぼ同時に南下を開始、当該同航船および本船の後方位置する同航船の進路を空けるために、小島南岸に接近して航行した。

この後、橋梁直下の水道中央部を目指して航行した。

橋梁の通過後に航跡が左に偏位している箇所が認められるが、これは保針操船に失敗したためである。(操縦に慣熟するための操船を事前に行ったが、シミュレータモデルの舵応答に不慣れであることが原因であった。)

 

<立会人からみた安全感覚>

327-1.gif

○変針時に小島に近く、「かなり危険」と感じた。

 

<操船者のコメント>

小島付近の変針点では、先行する同航船との距離を保ちつつ、変針するようにした。舵はうまくコントロールすることができたが、小島と挟まれる形であったため、緊張感を伴なった。

 

 

 

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