○最狭部を航過したところから漸次速力が回復する。先行する同航船が離れ始めたため、危険感覚が減少した。(B)
○西(<302°>)に転じる前では、右舷に圧流される感覚が強く、西に転じてからは左舷に圧流される感覚が強い。実際に反航船との距離は近いと感じた。(A、B)
<操船者のコメント>
実際の南流時には馬島の南側で湧昇流が発生する。この状況に対して北航して中水道に接近することについては不安が残る。
逆潮で大舵が必要になったことに、若干疑問が残る。
(水道内で先行する同航船との距離を確保するために、主機をHalf Downした結果、逆潮の影響もあり、対地速力が5ノット程度まで下がった。このために舵効きが弱くなったと推察される。また、潮が徐々に強くなっていく状況であるため、船首部に受ける流圧力の方が船尾尾に比べて大きく働くため、針路の制御は厳しくなったものと考えることができる。)
中水道の最狭部での追越しは行わない。同航船が最狭部を抜けた後であれば追い越すことはできる。
最狭部を抜けてからの圧流が強い。
(馬島を航過してから→右舷側圧流、針路<302°>に転じてから→左舷側圧流)