日本財団 図書館


?ケース2-1(大型船・北流・西水道・南航:順中逆西)

<初期条件>

開始位置:C、針路:122°、エンジンテレグラフ:Full(対水速力15ノット)

 

<操船の概況>

開始後から北側に圧流されながら東航した。左舷前方に同航船が1隻おり、同航船を追越しながら、当該同航船と小島にはさまれる形で右転(南下)を開始する。

馬島寄りを航行して南下するが、逆潮の影響を漸次受けて速力が低減した。

小島東方で追い越した同航船が本船の右舷側に進出し、本船右舷側が閉塞される状況となった。

結果、ウズ鼻に接近して西水道を抜けた。

 

<立会人からみた安全感覚>

313-1.gif

○全般的には「かなり安全」と感じたが、小島東方で同航船を追い越す状況、ウズ鼻に接近する状況では、危険の印象が惹起された。

 

<操船者のコメント>

(西)水道の中ほどでは追越しをかけないようにしている。

 

小島側には浅瀬が存在しているため、通常も馬島寄りを航行するように心がけている。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION