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?ケース1‐1(大型船・北流・中水道・北航:順中逆西)

<初期条件>

開始位置:B、針路:308°、エンジンテレグラフ:Half(対水速力12ノット)

 

<操船の概況>

開始直後、船首方向・左舷前方の同航船2隻に対して右転し、追越しにかかる。

結果、操船計画よりも北側を航行して最狭部に向かった。

最狭部付近で2隻の同航船を追い越す状況になったため、中渡島寄りを航行した。

最狭部を航過した後、津島側への圧流を考慮し、早めに西寄りの針路とした。

 

<立会人からみた安全感覚>

312-1.gif

○全区間について「かなり安全」と感じた。

 

<操船者のコメント>

実船では、舵角左右10°程度で制御可能であるが、シミュレーションでは20°まで使用した。舵効きが悪いと感じた。また、船尾側の圧流される印象を強く持った。

交通流は現実(夜間:1時から2時頃)に近い。

 

 

 

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