最後に図3.5-1におけるBcは2船間の相互干渉および行き会う船舶量などを防ぐための緩衝クリアランスで、PIANCは表3.5-3で与えている。状況によってこの値を加える必要がある。
ところで、諸外国では船の幅Bを長さの単位に使うのに対して我が国では、船長Lを用いていることには注意する必要がある。
(2) 航路法線
航路は出来る限り直線が好ましいが、なんらかの理由で屈曲部を設けざるを得ない場合その曲率に関してNAVFAC DM-26.1(1981)[24]は、図3.5-4のような隅切りを行う他、下記の曲率を提案している。