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で定義される。

無次元形式の水面降下量ζ*は、(2.7)を解いて得られるu(x)と(2.6)から、

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で求められる。

この水面降下量がわかると平均船体沈下量Csとトリム係数Crは、

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で計算できる。ここで、xはLppで無次元化された船体中央からの距離、同じくB(x)はxでの無次元船幅である。

Tothillは、この考え方から計算された沈下量、トリムを模型実験、実船試験と比較し良い一致度を得ている。図3.2-6は、その1例である。

以上は横方向に壁がある場合での計算であるが、Dandは以上の考え方から得られた結果を修正して横方向に壁のない場合に拡張している。すなわち、修正1次元理論によると、沈下量は

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によって得られる。ここで、ω'は有効水路幅effective width parameterで、

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で与えられる。また、

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