4. まとめ:
(1)WJ入口ダクト縮尺模型試験結果とCFDによる3次元流体解析結果は,定量的には実験値とは一致しなっかった。(IVR=1.0において,ξ値で0.05の差)
(2)定性的には実験結果の傾向を捕らえることができた。
(3)将来WJ入口ダクト縮尺模型試験を実施することなく。CFDによる3次元流体解析により,効率的に優れた船体にマッチした入口ダクトの設計が可能となるものと推察される。
5. 今後の課題:
(1)今後は,CFDによる3次元流体解析を確立するたに,WJ入口ダクト縮尺模型の一部を改造し,今回と同様実験及び解析を行い,3次元流体解析による解析方法の確立を考えている。
(2)格子数を増加し,CFDによる3次元流体解析の精度を向上させる。
(3)将来,実船でのWJ入口ダクト設計に役立てる。