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品規格JIS F 8838が制定されている。

JIS F 8836   船用防水形プラグ及びソケットアウトレット

JIS F 8838   船用防水形プラグ及びレセプタクル

(2)海外製品の調査

数社の海外製品を調査した限りでは、全てIEC Pub.309の規格に基づいて製品化している。特に安全性を考慮のため、ソケットアウトレットにはインターロック機構が組み込まれ、製品化しているものが多く見受けられた。インターロック機構の方式については、次のとおりである。

(a)スイッチ軸にプラグの抜け止め板を設けた機械的インターロック

(b)スイッチと運動するリンクを入れた機械的インターロック

(c)スイッチと連動する歯車を使用した機械的インターロック

(d)プラグを差し込み右に回すと“入”、左に回すと“切”となるツイスト式

の機械的インターロック

(e)パイロット接点を入れた電気的インターロック

 

2.2 プラグとソケットアウトレットのインターロック機構の設計

 

プラグとソケットアウトレットを直接抜き差しすることは、アークによる地絡、短絡及び接触子に使用上支障が出る恐れがあるため、ソケットアウトレットとスイッチを同一箱体に設け、スイッチと連動する機械的インターロック機構を付加した構造とした。

プラグは、スイッチの“切”の位置においてだけ抜き差しできるものとし、差し込み状態が不完全な場合もスイッチが投入できないものとした。更に、スイッチ付きソケットアウトレット単体においてはスイッチが投入できないものとした。

ソケットアレトレットとスイッチは上下に配置し、プラグに接続されるキャブタイヤコードがスイッチの操作の支障とならないように、スイッチを上側、ソケットアウトレットを下側とした。

これによって、人的傷害及び物的損害の予防が可能となり、安全性が向上するものである。

図1に16A接地形2極スイッチ付きソケットアウトレットのインターロック機構の構造を示す。

 

 

 

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