船舶設計のソフトウェアツール
国際船舶ソフトウェア協会(IMSA)
国際船舶ソフトウェア協会(IMSA)は船舶コンピュータソフトウェア開発業者の協会で、設計及び製造上の解決策を船舶設計及び製造業者に提供している。設計構想から建造にいたるまで、IMSAは船体設計、流体静力学、安定性、縦強度、抵抗、動力、推進解析、構造設計、最適化、ロフテイング、プレート開発、ならびにNCバーニングを提供している。
IMSA
IMSAは船体形状、パラメータの定義または解析を必要とするいかなる船舶ソフトウェアプログラムにも使用できる所有権を主張できない船体解説ファイル標準(IDF)の開発及び啓蒙を首唱している。IMSAの定義ファイル(IDF)は海洋建築家および船舶技術者協会の「91年度船舶コンピュータシンポジウム」で始めて展示されて以来、世界中の市販船舶ソフトウェアパッケージ及びエンド・ユーザーに採用されている。IDFフアイル標準では船体データを簡易な総合システムによってIMSAのどの製品間でも転送できる。
IMSAの加盟企業は製品を売り出すことだけに関心のある単なる再販業者としてではなく、プログラムの開発業者として高品質の技術的支援をエンド・ユーザーに提供できるという利点がある。統一的データ転送を通じて、IMSAは各特殊領域の最良のソフトウェアを統合して、生産性及び費用有効性を指向する総合的シリーズにしているのである。
FastShip
Proteus Engineering社が開発したFastShipは使用が簡単ではあるが、船体、船楼、付加物、及びその他の船舶構造物の設計には頼もしいコンピュータプログラムである。形状及び流体静力学的特性条件に対応できるように、整形面を速やかに、正確に設計する能力を付与するものである。FastShipの柔軟性によって、SWATH's,多胴、潜水艦を含み、どのような種類の船体形状も再現できるのである。さらに、ボシング、球状船首、ツインスケグ、チャイン・ナックル、屈曲舷弧、円形ビルジ湾曲部などもモデルに組込むことができる。
FastShipは安定性、構造、及び流体動力学プログラムとともに完全な船舶建造設計ツールを作成する。正確性及び公平性が容易に達成できるので、処理済データは製造