造環境でも使用できるのである。
FastStepではNURBS曲面数学を使用して設計者がスクリーン上で対話形式で船体を“造形”できるのである。制御点はマウスで移動できるので、船体形状はスクリーン上でリアルタイムに変化する。装置、船尾、喫水線は機能的に整形及び作図され、直ちに設計者にフィードバックされるので、無類の柔軟性と生産性をもたらしている。船体形状は簡単に変更できるので、さらに「もしかすれば何かできる」という可能性を思うままに探索でき、設計を改善することが出来るのである。
FastShipを使用すれば、船舶の種類、全寸法、排水量、LCB位置、形状係数といった一連のパラメーターから新しい船体を自動的に作製できるのである。こうして作製された船体は、システムに含まれている親船体またはユーザーの作製した親船体を使用できるのである。それによって、自己の船体形状の現存ライブラリーと共用するプログラムを専用に作成出来るようになるのである。船体は、走り書きからも設計でき、また自己のFastShipライブラリーにある船体を手書きで修正しても作製できる。その他の手段で設計した船体は、オフセットを利用し、周りの面を“隠して”、工程を迅速化するために最適化したディスプレイと編集ツールで簡単に再度作製できるが、勿論公平さは確保できる。開発者達によれば、FastShipは、リアルタイム線形操作とパラメーターの設計可能性を組み合わせた今日利用できる唯一のプログラムである。