インタークーリングの導入によって圧縮機とタービン吐出との間の温度差が増大し、高圧力比での熱交換の利用が促進されている。
現今のタービン吸気口温度水準を基準にすると、インタークール及び熱回収(ICR)ガスタービンには約44%の効率性能がある(高効率の可能性に関するコメントは後述を参照のこと。圧力比範囲が16〜20の現行の空気誘導機関は、ICR操作に最適であるが、低温空気に適合する低減容量高圧圧縮機スプールが必要である。圧力比およびタービン吸気口温度が増大していくにつれて、将来の特定高出力ICR機種には第4図に示すとおり効率50%の可能性がある。
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