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超高効率の可能性のある高度な熱力学的数種のサイクルを調査した。その中には、湿り空気タービン(the humid-air turbine)、排気熱回収インタークールサイクル、さらに、これと同じ再熱燃焼サイクル、化学的回収を組み込んだサイクル等がある。この様なサイクルは電力発電用大型機械を対象にしており、大型再生装置或いは熱回収装置が必要で、少なくとも10年間は供用されそうにないし、生産もごく少量になると思われる。

大量に需要が見込まれる市場は、ハイブリッド及び直結駆動自動車用小型ガスタービン(例えば65〜100kW)であり、またトラック及びバス用150〜500kw大型機関の小規模市場もあると本論文の執筆者たちは思慮している。自動車機関(製造コストがせいぜい$25/kW)用には、排気熱交換器(熱回収装置もしくは再生装置)は$150位で生産されなければならない。この様な熱交換器は、高温性能(セラミック或いはセラミックコンポジット材料の使用を意味する)があり、低コストの生産方法が可能で、脱着・交換が容易なモジュラー形式でなければならない。この様な機関は、低コスト過給機の生産のため

 

 

 

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