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ンジンとその回転不規則性に対する前述の方法で実施した。たわみ継手に発生したトルクを図13と図14に示す。これらの図に記入したデータは次数0.5に対する値であり、その後運転中の設備を使った実地試験時に測定した。ねじり振動の計算では、エンジンの不釣り合いを想定し、シリンダ1基を82%の出力で運転し、その他シリンダ5基を100%出力で運転した場合の値を算定した。つまり、総出力は正常運転時より3%低下することになる。運転速度1650rpmの場合、たわみ継手のトルクはそれぞれ70Nmと250Nmに達する(式(14)による合成次数0.5-12)。したがって、エンジン回転不規則性の結果、たわみ継手の荷重は約3.5倍に増大した。

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