有し、速度範囲2000-4000rpmにおいてエンジン前端部に最低振幅を与えるように最適化されている。
低粘度および高粘度ダンパー用シリコン油の粘度は、それぞれ60,000cStと600,000cStであった。その合成値(次数0.5-12)は、式(14)による振幅算定値として使用した。
まず最初に、式(17)と(18)により低粘度ダンパーの減衰定数をおおよそ最適化し、その後でねじり振動ソフトウェアを使って最適化の微調整を行った。この段階で、さまざまの減衰係数値に対するエンジン前端部の振幅を算定した。最適化ダンバーにおける角変位とクランク軸ねじり応力の試算値を図9に示す。