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したがって、各固有値に対して、唯一の固有値しかないと確実に言える区間を決める。こうした区間の決定には、WilliamsおよびWittrick[6]の考案した方法が使用される。WilliamsおよびWittrickの方法では、通常区間二等分法を併用するので、固有値を正確に算定する時は収束速度が低くなる。しかし、特定の振動数範囲内で「すべての固有値が常に得られるので」、この方法は上述の用途に使用する限り優れた方法と言える。

強制振動数応答: 式(3)からは、各要素(慣性質量)の変位振幅を算定できる。式(3)の算定には複素解析法を使用する。つまり、要素iの複合変位は次式で表される。

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通常は、作動サイクルの各5次ごとに合成を行い、各サイクル内の最大値と最小値を算定する。図3を参照されたい。

 

 

 

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