プヘ働き、効率をわずかに下げる。しかしながら、塩水の抵抗性(約20×106マイクロオーム-cm)は金属のそれ(例えば銅のそれは1.68マイクロオーム-cm)よりも7桁大きい;したがって汲み上げられる流体の伝導性の影響は無視できる。
結 論
この論文は、軸界磁、永久磁石モータを遠心力ポンプへ結びつける単軸システムとしての新型統合電気モータ/ポンプの概念を示す。この新しい概念はソリッド・モデリング技術を使って視覚化と動画化される。ソリッド・モデルはSLAを使用する迅速試作化過程のためにも使用された。この取捨選択考量研究に基づいて、発表者たちは水中システムの厳格な設計基準へ合致するように作られる、新たな電気モータ/ポンプ概念の理論的可能性を示した。取捨選択考量は、集中パラメータ磁気回路方程式に関連して、2次元と3次元FEAモデルを使用して実施された。その結果はこの新しい概念が所定のジオメトリで充分なモータ効率(SAR 50%で最大73%)を生じるであろうことを示す。高度の流体動力学効率や全体システム効率のための正確なベーン・ジオメトリを決定するさらなる研究が進行中である。
謝 辞
この論文の記述にあたっては米海軍水中戦センター(NUWC)のIndependent Research(lR)プログラム[IR FY95 Project B10303]によって後援され、新型統合電気モータ/ポンプシステムと名付けられる。IRプログラムにはOffice of Naval Researchにより資金が提供されている。NUWCのプログラムマネージャはDr.S.C.Dickinson(Code 102)である。
この論文に記述された新型統合電気モータ/ポンプシステムの概念はNUWC Office of Council(U.S.Navy Case No.76609)を介して米国特許庁へ出願ずみである。
Dr.C.Peter Cho氏はマサチューセッツ州Lowellのマサチューセッツ大学で電気工学の学士号と修士号とを取得し、ニューハンプシャー州、Durhamのニューハンプシャー大学工学部で博士号を取得した。1990年から、米海軍省、海軍水中戦センターDivision Newportで潜水艦艇用の高出力密度電気モータを開発してきた。Dr.Choの研究対象には電気モータや発電機の電磁気設計と分析、電力エレクトロニクス、アクチュエータ、ソレノイド設計を含む。Dr.Choの電気モータの設計や分析、ならびに電磁気機器の設計や分析に関する著書は14冊を超える。Dr.Choはまた、電磁気機の応用分野で2件の米国特許を取得し、9件を米国特許出願中である。1994年にはPerformance Awardを受け、1995年にはOutstanding Performance Awardを受けた。
William P.Krol,氏は、ロードアイランド、Newportの米海軍水中戦センターDivision Newport(NUWCDIVNPT)、流体動力学ブランチ(コード8233)に勤務する機械エンジニアである。氏の仕事の主体はコンピュータ支援船舶設計と、船舶要員ガイダンス用のソフトウエア・ツールの開発である。氏